元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2017年4月号 - yomiっこ
yomiっこ 2017年4月号

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 私が理事長を務めるNPO法人奈良元気もんプロジェクトで、仲間たちとバリアフリー観光に関わり始めたことは以前ここで話させていただいた。
 バリアフリー観光とは、高齢者や障がい者の旅の行きたいところを優先し、個々の障がいに合わせてバリアを調べ、行けるところを提案するというものだ。
 活動にあたり、まずは市内の観光施設や交通施設、飲食施設などのバリアを調べたり、障がいについての勉強会を行ったりしている。
 実は、少し前に母を温泉に誘うと「足が痛くて行きたくても行けない」と返ってきて、バリアフリー観光がより身近な問題となった。先月もいくつかの施設を調査しに行った。1年前調査した時よりもバリアフリー化が進んでいるところもあれば、整備されているようで実際の適用は難しそうと思うところなど様々だった。
 お店はフラットで入りやすいのに、お店に入るまでの通りがガタガタで車イスでは無理そうなところとか、スロープの傾斜が割ときついとか。特に気になったのが点字誘導ブロック。駅構内や宿泊施設で突然ブロックが切れていて手すりもない、どうやって進めばいいんだろうと心配になる。普段は気にかけないいろいろなことが、この調査をしてみてよくわかった。
 構造的にバリアフリーにできない社寺でも「そんな時はぜひお声がけください」と言ってくれるところも。100%は無理かもしれないが対応しようと努力していただけることはとてもありがたい。
 だが現実はずいぶん厳しそうだ。ある福祉施設の入所者やその介助をする方々へのアンケートを見せていただいた。今まで飲食店などで嫌な思いをした方が多かった。入店を拒否されたり、邪魔やと言われ嫌な顔をされたり、介助を断られたり。障がい者自身の反省もあった。「手伝ってもらったらありがとうというべき」とか「障がい者が優先されて当たり前という気持ちはだめ」という意見が本人たちからあがっていた。
 最近は、ベビーカーや妊婦を嫌がって意地悪する人もいるという。そんな意地悪な国じゃなかったと思うが、何が変わっていったのかな。
 誰だって老いていく。自分自身や身内に置き換えてみて、互いに他人をいたわる社会を取り戻したいものだ。
 
 
makican
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