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編集長のメッセージ 2017年5月号 - yomiっこ
yomiっこ 2017年5月号

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 人口減少していく中、移住定住促進は、どこの市町村でも力を入れている課題だが、奈良に隣接した田舎で、若者の移住者が増えている町村がある。京都府相楽郡和束町と南山城村だ。そこに笠置町も加わり、先日「相楽東部3町村ゲリラ空き家リノベプロジェクト」が行われた。学生53人が3町村の空き家5軒の掃除を同時に行い、作業後は空き家活用法のアイデアを出し合った。
 ここまで来た経緯は2人のキーマンの活躍が大きい。3町村はお茶の産地で、茶農家の人手不足は深刻だ。その解決にまず、和束町の山下丈太さん(34)が「ワヅカナジカン援農プロジェクト」を立ち上げた。繁忙期の3か月だけ都会から若者を呼び寄せ、シェアハウスに住み込んで茶農家を手伝ってもらうという仕掛け。3年前から始めて50人が参加し、なんと7人が和束に移住したのだ。彼らは今、茶農家の手伝いや、地域おこし協力隊、観光関連のスタッフなど様々な職業に就いている。
 もう一つは南山城村。昨年スタートした、空き家の改修作業をイベント化して若者を呼び込む「空き家リノベ計画プロジェクト」が好調だ。仕掛け人は、同村の移住定住推進員を務める野崎弘之さん(42)。大阪や神戸から若者たちが、毎回20〜30人参加する。数回実施して2人が移住を決めた。
 これらには考えられた仕掛けがある。まず企画だ。プログラムの中身を練り上げること。次に漫然とではなく、ターゲットを絞り、ピンポイントで声をかける。野崎さんは、同世代の仲間でちょっと田舎に興味のある都会の若者に声をかけた。
「大工仕事してみない? て感じで」。お昼ごはんも地元Uターン者の仕出し弁当を用意。作業後は空き家ツアーを実施して、最後は参加者に感想を求め、足らないところは修正して次につなげる。
 今回の学生プロジェクトは2日間のプログラム。1日目は3町村のフィールドワークで村を知ってもらい、物件確認。2日目は作業の後、空き家を活用したアイデアを発表し合う。実現できそうなものはすぐに村の人たちと話が進んでいる。
 取材して感じたのは、これらが何か面白くてわくわくするということ。楽しいところに人は集まる。
 地域を変えるのは、やはり「人」。人が人を呼び、人を変え、地域を変える。
 
 
makican
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