元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2008年03月号 - yomiっこ
yomiっこ 2008年03月号

知っているようで知らない 奈良キャラ大集合
奈良が舞台!『鹿男あをによし』飛鳥ロケ撮影現場に潜入
グルメ特集 回転寿司
Beauty特集 ここで見つかるあなたのキレイ
読売新聞がとどくまで
ブラジルから来た27歳のエンリッケが、yomiっこでの5か月の研修を終え、帰国しました。実は帰国前、彼にはものすごいサプライズが待っていたのです。
彼は日系三世。父方の両親が沖縄、母方の祖父が長崎、そして祖母が西吉野出身です。帰国前にどうしても祖母の故郷であり、40年以上連絡をとっていない親戚がいるという西吉野を訪れたいという彼を伴い、2ページの「自然と暮らす」の熊代さんの取材に行きました。親戚の名字を熊代さんに告げると、なんと熊代さんの知り合いでした。
でも、彼は訪ねることを躊躇しました。同じく日系ブラジル人の友達が親戚を訪ねて拒否されたことがあり、「もし受け入れられなかったらどうしよう」と不安がっていました。しかし、せっかく来たのだから挨拶だけでもと訪ねました。出迎えてくださったのは、エンリッケの祖母のいとこの息子さんご夫婦。突然の訪問に最初は何事かと怪訝そうでしたが、事情を説明するとすぐわかっていただき、大歓迎してくださいました。
日本人のブラジルへの正式な移民は1908年に神戸港を出港した笠戸丸が始まり。当時日本は貧しく、農業労働者が不足していたブラジルへ、国の奨励もあって移民したのです。奈良からは1445人が移住、皆コーヒー豆や綿の栽培などで非常に苦労されました。今では日系ブラジル人が社会的地位が高い職業についているケースが多く、昭和10年に移住したエンリッケの祖父母もスーパーマーケット経営で成功、親戚も国会議員や医師など多分野で活躍されています。
その祖母が40年前に西吉野に一度帰ったそうですが、そのとき、村をあげて歓迎会をしてくれたそうです。 ですが、エンリッケにしてみれば、自分が親戚に会えるとは思っていなかったし、まして歓迎してもらえるとは思っていなかったので、本人はまさに感無量でした。彼は二日後再び西吉野を訪れ、祖母のいとこであるおじいさんからも大歓迎を受け、エンリッケが活躍している様子を心から喜んでくれました。
私はそんな西吉野の人たちの温かさに感動しました。そしてこれだけでなく、エンリッケに奈良を紹介するうちに、自分の知らなかった奈良のすばらしさを知ることも出来、人は見えないところで結ばれている、そんな縁を感じました。エンリッケに感謝です。
 
 
makican
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