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編集長のメッセージ 2009年05月号 - yomiっこ
yomiっこ 2009年05月号

さわやかサイクリング特集
今から始める“美人力”アップ
見てビックリ! 食べてビックリ! 街で噂のデカイ奴!
日本、米国アカデミー賞など数々の賞を総なめにした映画『おくりびと』。残念ながら映画はまだ見ていないが、TVのCMを見て、もう30年も前に亡くなった祖父のことを思い出した。家で亡くなったので、家族皆が身体を拭いたり綿を詰めたりして、旅立ちの支度をした記憶がある。
その頃は家で看取ることは普通だったが、今は家で死ねない社会になった。大半の人が病院で息を引き取り、たまに家で亡くなると、警察が来て取り調べられるという。万が一事件であったらということらしいが、悲しみの中にある遺族としてはいたたまれないだろう。
知人が先日、スリランカの話をしてくれた。「スリランカでは、末期を迎える時は、家の一番いい部屋に寝かせて、当人のわがままをいろいろ聞いて、当人が会いたい人を皆呼びます。誰もが遠方から『功徳だ』と言って会いにきて、ずっと見守ります。さらに、死んだらこうするんだとか、ああ言うんだとか、死後の世界についてまるで知っているかのように、ノウハウをその人に伝え、わいわい楽しんで送ります。当人も幸せそうに死んでいくのです」と。さらに「日本も昔はお年寄りみんな笑ってたのに、今、笑っているお年寄りがいない。明日が楽しみと言うお年寄りを見たことがない」と続けた。
本当にそうだ。ずっと昔の日本は、家庭の中で、近所で、お年寄りを大切にする社会だった。お年寄りは尊敬すべき存在だった。そんな社会に戻さないと大人を尊敬する子ども、未来に目的を持って生きる子どもは育たないと思う。
皆同じように老いていき、自分も送られる側になる。笑っていい死に方が出来るような社会に戻すのは、今からでも遅くない。まずはちょっと見方を変えること。日頃かけない言葉をかけてみること。目の前の一歩から始めてみたい。
 
 
makican
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