元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2009年08月号 - yomiっこ
yomiっこ 2009年08月号

なら燈花会2009
夏の涼菓 水羊羹&フルーツ羹
評判の店と料理で暑気払い 夏ごはん!
先日、所用で久しぶりに岡山の実家に戻って、家の隣の八百屋を訪ねた。ここは私が生まれた頃からある。昔は肉屋、パン屋なども並んでいたが、大型スーパーなどに人が流れ、今はこの八百屋と魚屋だけだ。
魚屋は、私が小さい頃一緒に遊んだ3代目が継いでいる。八百屋は昔の雑貨風で、もはや時代に取り残された様相だ。一人娘も嫁ぎ、老夫婦のみだ。おじさんは寝たきりになり、80歳のおばさんが一人で店をしている。
「もうお客も来ないし閉めようかと思ったけど、みんなが話す場所がほしいから開けといてっていうからな。私もお店をしてた方がぼけへんじゃろ」とおばさん。
ほとんど品物は売れそうにないが、自分一人分作っても美味しくないからと、まとめて作った煮物や和え物などをパックにして売っており、これが近所の高齢者に好評のようだ。一人暮らしのうちの母も、恩恵にあずかっているらしい。話していると、近所の人が何人かやってきた。「ここで話をするのが楽しみなんじゃ」とおじいさんが笑った。
一方の魚屋さん。この辺りは海沿いで魚好きなのか、毎日魚を買いに来る人が多い。声を聞いただけで「あっ、あの家のおばさんが来てる」とわかるほど、皆世間話を繰り広げる。今でも隣から聞こえてくる声を聞いて、ほのぼのした気持ちになって帰った。
少し前、読売新聞が『買い物難民』について連載していた。大型スーパーまで遠くて行けない、近所の店は閉店してしまった、挙げ句の果てに不況でスーパーも撤退、益々買い物が出来ずに苦労しているというものだ。やむを得ず家を売って、街中のマンションに引っ越しした人もいるようだ。生協の個別配送申し込みも増えているという。
実家の隣のような小さな店一軒でも周りの多くの人を救うことが出来る。コミュニティの大切さをつくづく感じずにはいられない。
 
 
makican
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