元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2009年12月号 - yomiっこ
yomiっこ 2009年12月号

平城遷都1300年祭の幕開け オープニングイベント
温泉シーズン到来! 温泉へ行こう!
宴会&パーティ特集
Christmas Cake 2009
ホスピス=終末期医療という言葉が聞かれるようになって久しい。日本では、1981年に静岡県浜松市にある聖隷三方原病院に緩和ケア病棟として開設されたのが、ホスピスの第一号のようだ。治療不可能な末期症状患者の余生を豊かに安らかに送っていただくために、痛みの除去や精神的支援を行って行くものだ。
だが、日本ではこれらの施設はまだまだ少ない。さらに告知の問題で利用者自体、他国より日本は少ないのが現状だ。それが、子ども用となればゼロである。重度の障害を持つ子どもたちの親は非常に長きにわたって子どもと関わっていかなければならない。もちろん親にとってはかけがえのない子どもであることに間違いないが、その世話は重労働で、肉体的、精神的な限界を感じる親も多いようだ。
そんな現実を何とか救いたいと、奈良の先生たちが立ち上がった。10月の初旬、奈良の東大寺で「奈良で子供のホスピス・レスパイトケアを考える会」が催された。レスパイトというのは、介護に疲れた家族を一時的に休ませてあげるために患者を預かる施設のこと。当日は、イギリスでこの施設を立ち上げたシスター・フランシス・ドミニカさんと、その施設の利用者のサナエ・バージェスさんの講演、奈良市保健所から奈良市の在宅支援活動の現状、最後に東大寺の森本長老から聖武天皇時代の医療行政について講演があった。
これらの呼びかけ人となったのが、今度東大寺福祉療育病院の小児科医師として勤務する、京都大学大学院医学研究科の富和清隆教授である。長年障害を持つ子どもたちと関わってきて、切望する思いが、多くの人の心を動かした。実行委員には奈良県立医大や天理よろづ相談所病院などの小児科チームが参加、当日は、100人以上の参加者で会場は満員となった。「福祉に篤い施策を施してきた聖武天皇ゆかりの東大寺で開催できたことはこの上なく意義深い」と富和先生。
奈良だからこそ、第一号の子どものためのケア施設を誕生させたいものだ。
 
 
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