元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2010年01月号 - yomiっこ
yomiっこ 2010年01月号

初詣がいど 2010
元気特集 「若い」 と言われたい!
グルメ特集 カレーうどん
昨秋のある日のこと。その日は、私の大切な友人が大手術を受ける日で、私は東大寺にお参りに行った。すると、二月堂の回廊ですれ違った小学生らしき男の子が突然「こんにちは」と挨拶してきたのだ。先生や友だちがいる場で挨拶する子どもはたまにいても、その子は一人でいたのに自分から挨拶してくれて、とても驚いた。
うれしい気持ちで二月堂にお参りした後、三月堂に行き、不空羂索観音様の前でしばらく目を閉じ、正座をして拝んでいた。そこに黄色い帽子を被った子どもたちが数人入ってきた。さっき挨拶した子と同じ学校のようだ。最初はひそひそ声が聞こえたが、突然静まり返った。「あれっ」と思って目をあけたら、なんと私の両隣りに子どもが座り、同じように正座をして拝んでいる。私は自分の数珠を持って拝んでいたのだが、子どもたちは数珠のブレスを手に持って拝んでいた。もしかしたらお土産に買ったものかもしれないが、その姿にまた驚いた。
私を見て「こうするものか」と真似たのかもしれないが、それにしても先生も見ていないところで、礼儀正しいふるまい、仏様に正座して手を合わせることが出来る子どもたちが今の世の中にいるんだと、深く感動した。
帰りがけに、正倉院に向かう同じ黄色い帽子の一団がいたので「どこから来たの?」と尋ねたところ、「愛知県春日井市の不二小学校です」と丁寧に答えてくれた。市立小学校だったことにもまた驚きだった。
それぞれ違う場面で会った子が皆同様に礼儀正しいのは単なる偶然だろうか。学校や家庭での教育が行き届いているのだろうか。このような子どもたちが奈良に来てくれたことを本当にうれしく思った。
今年はいよいよ平城遷都1300年。歴史やお寺に興味を持ってくれる子どもたちが増えたらいいな。
 
 
makican
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