元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2010年12月号 - yomiっこ
yomiっこ 2010年12月号

ハリツヤ☆メイク術
この冬行きたいおいしいお店15選
Christmas Cake 2010
「数珠つなぎ」今月号の岡寺とともにぜひ一緒に紹介したいのが、岡寺の下にある「坂乃茶屋」だ。名前は知っていたが実は恥ずかしながら初めておじゃました。
ひなびた外観が風情ある小さな茶屋を、大蔵成一さん(78)、好さん(82)夫婦が営む。店の机の上にはノートがあり、客が感想を書き留めているのだが、そこに書かれた皆さんの感想にひかれた。
 まず県外のリピーターが非常に多い。1年に10回訪れる人もあるようだ。なぜなら大蔵さんご夫婦がとても慕われているからで、好さんが最近入院したらしく、「心配です」とか「元気になってよかった」など、離れた家族のようなコメントが寄せられていた。ここは皆さんの「心のふるさと」になっているようだ。見ているとどの客にもごく自然ににこやかに好さんが声をかける。このさりげなく温かいおもてなしが皆をひきつけるのだと納得した。
そして、ノートもさることながら、店内の壁一面、天井までびっしりと貼られた色紙に驚く。有名人ということではなくここに来たお客さんの寄せ書きだ。
大蔵さん夫婦が営んでもうすぐ50年になるそうで、すでに色紙は1万枚以上。昔、神戸の大学生から届いたお礼の寄せ書き色紙がうれしくて、以来お客さんに用意した色紙を手渡して書いてもらうようになった。修学旅行生から大人のグループまで様々な色紙の中に、漫画家さくらももこさんのデビュー前の色紙や、文人、元総理の色紙などもあった。
料理はすべて成一さんの手作り。一番人気の坂乃茶屋定食は丁寧にだしをとって作る山菜にゅうめんに山菜ご飯、フキの佃煮がつく。手作りわらび餅はお世辞抜きで感動する味だった。
奈良も観光施策に悩まされている中で、この店一軒で実に多くの観光客を呼び込んでいる。そんな店が奈良にどれだけあるだろうか。「息子は心配するけれど皆さんに喜んでいただけるのが生きる励み。動ける間はがんばります」と好さんの言葉。これからも元気に皆さんを迎えてくださいね。
12月〜2月は土・日営業。
 
 
makican
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