元気になる情報誌 yomiっこ
yomiっこキャラクター ヨッピー
 
 
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
 
編集長のメッセージ 2011年11月号 - yomiっこ
yomiっこ 2011年11月号

第六十三回正倉院展
アンティークへようこそ
金・プラチナを売ろう!
紅葉だより
時代小説にはまっている。佐伯泰英さんの『居眠り磐根 江戸双紙』は、一部テレビ放映もされたので、知る人の多いシリーズだと思うが、遅ればせながら37巻すべて読み終えた。これは佐伯氏が、「50巻の時代小説を書きたい」思いで始めたものらしく、今秋37巻めが出たばかりだ。まだまだ続くというのがうれしくてたまらない。
次に、同じ佐伯泰英さんの『酔いどれ小籐次留書』シリーズに進み、すでに16巻読み終えた。こんなにハイペースで仕上げる佐伯さんに感心しつつも、早く次を出してほしいと勝手なことを願っている。
そういえば、野田総理大臣も大の時代小説ファンらしい。野田さんは時代小説から、夢と志の世界、下級武士の凛としたたたずまい、人情の機微といったものを学んだと新聞にあった。
こればかりはうなづける。私が佐伯ファンになっているのは、人としての生き方を教示してもらっている気がするからだ。それは大層なことではなく、人にお世話になれば御礼をする。ささいなことでも幸せに思い、感謝する。周りの人と助け助けられて楽しく生きる。一見ささいなことが、いかに大切かをしみじみ感じさせられるからだ。
そして、その小さな世界から生まれる幸せが読んでいて何ともうらやましい。今よりずっと不便で物もなくて貧しくて、人斬りがあったり女性が売り飛ばされたり、今よりはるかに怖い世の中だったにも関わらず、江戸時代の人々、特に貧乏暮らしでつましい生活を送る下級武士や商人の、貧しくも皆で助け合う暮らしがいかにも楽しそうなのだ。
幸せって何だろう。醤油のCMじゃないけど、「うまいしょうゆがあるうちさ」という言葉は、かなり深いと思う。その小さな幸せが本当の幸せなのかもしれない。
 
 
makican
▲ページ最上部へ