元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2012年06月号 - yomiっこ
yomiっこ 2012年06月号

健康特集 歯は健康の入り口
全開!豪快!カツサンド
キレイを育てる 美肌食
私事ではあるが、義父が昨年春、脳梗塞で突然倒れて入院した。一命を取り留めたものの右半身が全く動かなくなった。時間をかけて病気の処置をしたが、悪くはならずとも、全く快方には向かわなかった。
その後、県のリハビリセンターに長期入院。どうしても家に帰りたいという父の願いを尊重してリハビリを続けるために、この4月から2つ目の介護老人保健施設へ転院した。
元来、大食漢で声が大きくとても元気な父が、車いすでの生活を送ることなんて想像さえしていなかった。そんな父も、リハビリに際してはムラが多く、やる気が出たりあきらめたり、また、日常もぼけたと思えば急に昔のことをはっきり思い出したり。今でも右半身はまったく動かず立つことすら難しい父を、母が頻繁に施設へ通い、献身的に世話をしている。
そんな中、父はこの4月で80歳(傘寿)を迎えた。それを記念し、父が新聞販売店を営んでいた時代に、奨学金制度で新聞配達をして大学を卒業した奨学生OBたちが集まってお祝い会をしてくれた。
魚が大好きで、施設でも食べたがっていたお寿司を食べてもらう目的で、お昼にかつての行きつけの寿司屋へ集まった。紫の頭巾とちゃんちゃんこを着せてもらって、17人の元学生たちの顔を見てぼろぼろ泣きだす父。80歳とデザインされたケーキのろうそくを昔に比べて弱くなった息で吹き消し、病気のために細かく切ったお寿司と肺に入らないようトロミをつけたお茶を一生懸命堪能していた。
最後に元学生たちから「できるだけ使わないようにしてくださいね」と車いすと花束をプレゼントされ、感無量であったに違いない。
帰りの車で「こうやって、こうすれば歩けるんや。そしたら、おかあちゃんと温泉に行けるんや!」と大きな声で言った。
 
 
makican
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