元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2013年02月号 - yomiっこ
yomiっこ 2013年02月号

中高年のスマホ入門
スクール特集
2013年 春 始めよう! 新しいこと
冬の楽しみ おいしい 珈琲専門店
梅だより 2013
主人の知人で、ある大手電機メーカー勤務の方から、定年を前に急に退職するという連絡をもらった。
その人は九州から就職して40年近く大阪の門真に勤務していたが、その事業所を閉鎖して中部の分工場へ集結、大半の生産拠点を海外へシフトするという方針で、昨年末、全員が分工場への転勤を命じられた。
早期退職するもの、もしくは単身赴任で転勤を受け容れるものと二分されるようだ。それでも事業売却されて解雇されるよりよっぽどましだと彼は自分自身を慰めていた。
かつて、製品を作るのではなく人を創ると評された会社が、世の中の急激な変化で大幅な赤字を計上、株主あるいは世間への対応としてドラスティックな改革を余儀なくされている。
「10年以上前は事業所を挙げて定年退職者に花束を贈呈して見送った時代が、夢幻のように感じられる」と彼はつぶやいた。また別の大手電機メーカーに勤める友人も突然中国に転勤が決まり、何年先に戻れるかわからないという。
グローバル化が加速度的に進み、産業の構造を大きく変えた。競争社会の常とはいえ、製品の良し悪しより安さが求められ、自国の企業を自国で守れない。
本来、生活を豊かにし、家族と幸せになるために懸命に仕事をするのに、結果、家族と離れて単身赴任し、家庭の構造が壊れていくケースは少なくない。何のためにがんばるのかわからなくなることもあるだろう。
単身赴任する知人たちは、家族と離れる時間が多くなる分、料理の勉強、読書などをして、久しぶりに家族と会った時の糧になるよう、むしろ以前よりずっと近い家族になるように、そんな機会として有意義に過ごしてほしい。
「物の豊かさよりも心の豊かさを」という言葉は、所詮机上の言葉に過ぎないのだろうか。何が本当に大切なのか、しっかり見極める目を持ちたいと切に願う。
 
 
makican
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