元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2013年06月号 - yomiっこ
yomiっこ 2013年06月号

行列のできる豆腐店
危険!食いしばりで歯がボロボロに!
それでいいの?サボリ肌!
 国民栄誉賞を受賞した巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督と、松井秀喜氏。巨人ファンでなくともうれしいニュースであったと思う。
 受賞にあたり、連日「スポーツ報知」に二人のことが掲載されていて、感動する記事がたくさんあった。一つは栄誉賞授与式のオープニングで始球式構想が決まった4月1日から、ピッチャーを務める松井のボールを打つために、長嶋が本気で連日30分近く素振りをしたという話。脳梗塞で右半身が不随になった後、毎日数時間の過酷なリハビリを続け、今ではバットを握れるほどになった。ただあの体でボールを打つのは並大抵ではないと思う。それをファンをあっと驚かせたいという一心で練習に励んだとあった。結果は松井の暴投で空振りに終わってしまったが、長嶋の今なおファンを思う気持ちと、そこに向けて努力し続ける姿に胸を打たれた。
 長嶋の背中を見てきた松井も同様、二人に共通しているのは、たゆまぬ努力と、勝つこと以上に観客に感動を与えることを第一義としていること。スターゆえの引き際に苦しんだこと。
 スポーツの世界の話に思えるが、これは誰でも自分の人生に当てはめられる。松井が自分の子どもをプロ野球選手にしたいかとの問いに「いくらセンスがあっても本人に情熱があるかどうか」と語っていた。私たちはできないことをとかく才能やセンスのせいにしがちだが、自分がどれだけ努力したのかと問われると、胸を張って答えられるだろうか。
 また、好きだけで続けられない大スターとしての引き際は、仕事のプロとしての心構えを感じ取った。
 長嶋さんの手記が載っていた。脳梗塞で倒れた後、「絶対にあきらめない」とすぐに気持ちを切り替え、リハビリメニューを越える回数を行い、今も一歩でも快方に近づきたい思いでポジティブに過ごしているとあった。その姿勢は、同じ病で倒れた人たちの大きな目標になっているはずだ。今も私たちに夢と希望を与え続ける長嶋さん、その後に続く松井さん、受賞おめでとう。そしてありがとう。
 
 
makican
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