元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2014年2月号 - yomiっこ
yomiっこ 2014年2月号

ゆったりぼちぼち奈良きたまち
うどん特集 13選
おけいこ・スクール特集/他
 私事だが、ご縁をいただき、NHKラジオ深夜便の地域リポーターとして、昨年より3〜4か月に一度、奈良の情報を発信させていただいている。
 そして新年1月3日のラジオ深夜便に、特別に京都、奈良と続けて古都のお正月をリポートすることになった。何を話そうか考えた揚げ句、奈良ならではのものとして、私が前々から行きたいと思っていた唐招提寺の「餅談義」に決めた。
 まさしく、「餅談義」が行われるのは毎年1月3日の夜だ。生で見てきた様子を23時からの放送で伝えたいと思い、夜18時からの法要に行ってみた。
「餅談義」とは、唐招提寺で修正会の最後、結願の前に行われるもの。お餅について、皆で話し合うのだろうか。問答を行うのだろうか。興味津々だったが、答えは、一人の若い僧侶が、全国に古くから伝わるお餅48種類をユーモラスに読み上げていくものだった。
 礼堂中央のご本尊の周囲にはずらりと大小の鏡餅が並んでいて、まず古密教形式で声明とご祈祷を行い、餅紹介に入っていく。 「闇夜にい〜照らす〜鏡餅」 「春は〜吉野の〜はな〜餅」 「つねってえ〜ひくは〜、ねじ〜餅」という風に、独特の節をつけて紹介する。
 昨年、餅談義の解説書が出された。京都の和菓子屋「末富」さんが5年がかりで調査されたものだ。それによると、鏡餅、ひし餅などよく知られたものや、滋賀県草津の「うば姥が餅」などのご当地名物、吉野蔵王堂の「華餅」、大峰山で配られていたという「戒の餅」、徳川家康ゆかりの「小豆餅」など史実に由来するものと、全国にこんなにお餅の種類があるのかと感心した。その余韻に浸りながら、生放送では一節まねてお餅を紹介してみたが、昔の人のユーモアと、連綿と続いてきた歴史の深さが伝わったことを願っている。
 奈良の奥深さはとどまるところを知らない。情報があふれる社会だが、生で見て感じた奈良を、今年ももっともっと紹介していきたいと思っている。
 
 
makican
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