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編集長のメッセージ 2015年8月号 - yomiっこ
yomiっこ 2015年8月号

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真夏に出会う古都の涼
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夏の夜の万華鏡
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 21世紀になり、科学は進化し細胞が再生される時代になっても、科学では説明できない摩訶不思議なことはたくさんある。
 2009年の平城遷都祭で実行委員長をした時、平城宮跡で初めて夜の祭りを行った。そしてこの地に眠る多くの先人に敬意と感謝を込めて、島根県出雲から本物の神楽を招いた。本物と言うのは、出雲大社に毎年正式に奉納している神楽という意味で、余興として行なうことなど一切ない、神様だけに舞う神楽だ。
 この神楽をされる万九千神社は、旧暦の10月に全国の神様が出雲大社を出発し、最後に寄られて全国に戻られる由緒ある神社である。それが、平城宮跡という場所でならやりましょうと引き受けてくださったのだ。当日は四隅に笹を立て、縄を張って結界を作り清めてから中に入っていただいた。
 その夜神楽の様子を撮った写真を後で見て驚いた。鬼が写っている。見に来られた女性に憑依しているのか、その女性から鬼の角が出て口から牙が生えている。あまりにはっきりしていて本当にびっくりした。また、手前の方では明らかに他の人とは違う小さな土黒い顔のお婆さんがいる。その類の研究をされている方に見ていただくと、これは鬼や幽霊が神楽を見に来て、あまりに楽しかったのでつい油断してカメラに写ってしまったのではないかと笑われた。確かに、鬼になっている女性もお婆さんも楽しそうに見ていた。やはり見えないものは存在するのだ。
 平城京の時代は、まさしく見えないものが国家をも動かした。都の位置が中国の占い・風水によって決められたし、中務省に陰陽寮があり、陰陽師は官人として占いや地相を見たという。長屋王が聖武天皇の息子・基親王を呪詛で殺したのではないかと疑いをかけられ、自害に追いやられた「長屋王の変」は有名な話だ。夜神楽、ぜひ節目にまた企画できたらと思っている。
 さて今月から「新日本妖怪紀行」がスタートする。妖怪は絶対人に悪さをしない、むしろ人に何かを気付かせてくれるために出てくるのだそうだ。信じようが信じまいがそれは置いておこう。さあ、どんな妖怪が現れれるか、乞うご期待。
 
 
makican
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