元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2015年12月号 - yomiっこ
yomiっこ 2015年12月号

Christmas Cake 2015
この冬はどこに行こう?
冬のグルメ
 連日のように高齢者による事故が報道されているのを見て、本当に心が傷む。今日は高校生が93歳のお婆さんにはねられて重態、というものだった。本人は全く覚えがないらしい。高速道路の逆走、信号無視ほか、普通に車で走っていても危ないと思う場面によく出くわす。
 ひとごとではない。うちの母も間もなく80歳だがまだ現役ドライバーだ。姪の危なっかしい運転よりもずっと上手く問題なく思われる。が、体は日に日に衰えるもので、本人も周りも気づかないうちに判断・反射能力などが対応できなくなっているかもしれない。
 亡くなった義父の運転はとても荒くて、それこそ家族は気が気でなかった。運転をやめてと言うたびに、「うるさい!」と一言。義父にとっては、運転するなということは、社会から引退せよと言っているように聞こえたようだ。「俺はまだ大丈夫や」といつも大声を張り上げて聞かなかった。
 実は義父のように「自分はまだ若い、運転はベテランだから大丈夫」と思っている高齢者の意識が、最も問題なようだ。誰も他人に迷惑をかけようとも思っていないだろうし、自分でできることは自分でやろうとしている。だから車も運転する。また山間部に住んでいたり、介護者を抱えていたりすると、車は生活の必需品だ。一概に危ないから免許を取り上げるというわけにもいかない。
 大事故になれば、本人も周りも家族も皆不幸になってしまう。道路交通法が改正になって、75歳以上の人は免許更新時に全員認知機能検査を受けることになるようだが、それで抑止になるだろうか。
 自然に老いを自覚するために、認知機能検査を50歳ぐらいからすればどうだろう。行政側は大変な労力だが、皆が徐々に自覚していけるのではないか。また山口県のように、免許証を返納した人には買い物をした荷物を無料配送するサービスなどの対策も有効だろう。
 誰もが老いる。明日は我が身として考えなければならない。今まで簡単にできていたことができなくなった歯がゆさ、老いを認めたくない気持ちは誰でもある。人としての尊厳を傷つけないように、自然に社会全体が問題を共有して解決するようになればと思うのだが。
 
 
makican
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