元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2016年9月号 - yomiっこ
yomiっこ 2016年9月号

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終活シリーズ
お彼岸 -秋-
 ある会話の中で、奈良の中心部に映画館と書店がなくなったという話が出た。その人は奈良で生まれ育ち、よく映画館のレイトショーを観に行ったとのこと。そういえば、夫も映画好きで、中学生の頃から1人で朝から晩まで映画館で映画を見まくっていたらしい。映画関係の仕事とは全く関係ないが、その後の人生には少なからず影響していると思う。
 書店がどんどん減るのは実に悲しい。書店にはよく助けてもらった。落ち込んだ時は本屋に足が向く。中身を読まなくても背表紙の文字を追いかけているだけで元気が出た。お気に入りを見つけて買うのはなおさらうれしい。書店のおすすめコーナーなども店ごとに面白かった。ネットでの購入は便利だが、現場で体感する雰囲気とは違う。今残っている本屋さんにはぜひがんばってもらいたい。
 他になくなったものは。八百屋さん、魚屋さんといった小売店。新鮮なのかどうなのか、大型ショッピングセンターかスーパー、コンビニで、表示を見て判断する。
 さらに思い巡らすと、マスターのいる小さな喫茶店は、スターバックス系のカフェやコンビニに代わった。奈良市内に結構あった銭湯も減っている。
 なくなったものを追っていくと、本当になくしたのは、人と人とのコミュニケーションだろう。八百屋や魚屋さんと世間話をすることも、喫茶店でマスターと話をすることもなくなったのだなと思うと寂しい。
 人工知能の開発が進み、今、皆がスマートフォンの人工知能に向かって話しかけている。やっぱり人間は寂しい生き物なのだ。誰かと話したいし、聞いてもらいたいのだ。人工知能は気を使わず楽かもしれないが、そこから先に何が生まれるのだろう。
 ポケモンGOでゾンビのように夜中に町を徘徊する世界中の人々。家ではお掃除ロボット・ルンバと話をする光景。
 人工知能を否定するつもりはないし、これからもっともっと人の代わりとなるロボットが出てくるのだろうが、それに慣れっこになって、人が人を拒絶する世の中にはなりませんように。
 
 
makican
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