元気になる情報誌 yomiっこ
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編集長のメッセージ 2017年2月号 - yomiっこ
yomiっこ 2017年2月号

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 デパートの食料品売り場やスーパーに行くといつもあることが気にかかる。たくさんの食材、特にお弁当や惣菜、賞味期限に近い食品など売れ残りはすべて廃棄されるのかと思うと、いたたまれない気持ちになるのだ。
 昨年のクリスマスイブの夜にスーパーへ行ったら、ホールのクリスマスケーキが大量に積み上げられて残っていた。24日なのにすでに半額。子どもの頃はケーキを日常食べる機会もなく、誕生日とクリスマスは特別の日で待ち遠しくて仕方がなかった。なのでクリスマスケーキは余計胸が痛む。だが世界の貧困国の食料難を思うとそんな感傷的な話じゃすまない。
 日本は残飯大国と言われる。政府の広報資料によると、売れ残りや期限切れの食品など、まだ食べられるのに廃棄される、「食品ロス」が年間約632万トンあるという。日本人1人あたり、茶碗約1杯分の食料を毎日捨てているのだ。
 驚いたのは、全国の小売店や飲食店から出る食品ロス約330万トンに比べ、家庭から出るのがなんと約302万トン。ほとんど変わらない。スーパーで心傷めるより、それぞれ自分の家のロスをもっと減らさないといけないようだ。
 売る方も買う方もいつのまにか“賞味期限”に過敏になって、まだ食べられるのに捨てる癖がついてしまった。昔はお餅のカビは削って食べていたし、臭いや舌で確かめていた。「食べ物を粗末にするな」と叱られて育ったし、以前編集部で米や粟などを栽培し、それがどれほど大変かを思い知った。食べ物は命だ。単におなかを満たすだけのものと思うと感謝することを忘れてしまう。結果、残したり捨てたりすることに鈍感になってしまう。日本以上に食品ロスが激しいアメリカでは、賞味期限切れ食品を販売する非営利のスーパーマーケットが2年前にボストンにオープンし、低所得層に受け入れられていると言う。
「もったいない」は日本のオハコのはずだ。関西では「始末する」という文化がある。食材をすべて使い切るという意味だ。福井の永平寺で、食材は葉っぱの切れ端まで残さず使い切ると教わった。日本に昔からある文化を思い起こし、食材を買い過ぎず、作り過ぎず、食材はすべて使い切る、かっこいい「始末」の文化を実践したいものだ。
 
 
makican
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