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編集長のメッセージ 2017年12月号 - yomiっこ
yomiっこ 2017年12月号

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yomiっこでも終活特集で取り上げてきたお墓の件。今回、お墓の移転を自分が体験することになった。
日本海沿いの兵庫県新温泉町浜坂にあった朝廣家のお墓を義父の死に際し、奈良に移すことにしたのだ。浜坂は義父の故郷。小さい頃からカニがおやつだったという義父のカニの食べっぷりは見事なもので、棺にもカニを入れたほどだ。
そんな義父が愛してやまない浜坂だったが、遠くて老いた義母が行くことができないこともあり、思いきって奈良への移転を決めた。
へたなことをしたら、ご先祖様の罰が当たると信じている私たちは、yomiっこでの記事は当然のこと、さらに詳しい方にお聞きして、準備をしていった。
まず移転先は、奈良のあるお寺にお願いをした。続いて移転日を決めて、それまでに何度か浜坂のお墓にお参りし「●月●日にお墓を移させていただきます」とご先祖様に挨拶。ご先祖様にも心の準備をしていただく。氏神様にもお参りをし同様の報告をした。
また墓地を管理する浜坂町自治会長にお墓移転の相談、手続きを。そして墓石を運ぶことになったので、朝廣家代々の墓と、戦死した義父の叔父の墓石運搬の打ち合わせもした。  いよいよ移転。再度氏神様に御礼に伺い、檀家寺のご住職に拝んでいただき、墓石を動かした。
実は、このお墓は十年前に義父の長兄がすでにお骨を取り出し性根を抜いていると聞いていた。墓石は義父に譲ると言われたもので、お骨がないと思いつつ、私たちはその後もお参りし続けていた。
ところが移転時に、なんと骨壷がそのまま出てきた。お骨を取り出したのではなく土だけ持っていったようだ。拝んできてよかった。叔父の墓は戦死なので骨はないが、土を丁寧に包んで大切に持ち帰った。
奈良のお墓の納骨式には、義父の下で新聞奨学生だった人たちや義父の仕事仲間だった方などが30人近く集まってくれた。寂しがりの義父のことだから大喜びだろう。持ち帰ったお骨や土、義父のお骨を埋めて無事に納骨式を終えた。
数日後、仏壇の中から突然、中尉だった叔父の勲章が出てきた。それは40年も前に義父の母が義母に渡したものらしいが、突然現れた。叔父さん喜んでくれたのかな。今度、義父のお墓にカニ持っていこうかな。
 
 
makican
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